MUKU-DATA  行形亭(いきなりや)

17日土曜日、小須戸・白根木材組合の諸先輩方と懇親会を兼ねた忘年会に行ってきました。
新潟では、あまり目にするこのない数寄屋造りの建物です。

この「一番」の間は良質な杉材を中心に造作されてあり、
床の間にはスッと黒柿を入れ込んで、何か締った感じがします。
欄間は、地味に神代杉(杉だったと思う、よく近づいて見る間もなく時間が過ぎてしまった)
あぁ・・いい作りだなぁと溜息です。
以前お伺いしたが、大工さんは地元の時田大工さんの造作とのことでした。
では、材はどなたが寄せたのか?
果たして新潟にこのような良質な材が当時あったとは思えませんから、
きっとお江戸など全国から材を集めたのでしょうね。

三味線の音と唄、和室の空間に良く馴染みます。
イタヤさんの社長さんはジャズが好きだけど、三味線もいいねぇ・・と言っていました。
まったく同感です。

行形亭に向かっての右、地獄極楽小路を挟んで当時新潟刑務所があったのですが、
当時は刑務所に収監された人も外に出て草取りなんかをしていたらしいです。
(延子ねえさん談)
いい時代です。

数寄屋建築、
花街古町文化、
諸先輩方の昭和の景気がいいころのお話、
・・・・・

これらはもう過去のものなのでしょうか・・・


行形亭 お座敷めぐり

三味線の棹の材、
紅木」なのかどうなのか?
ずっと気になっていましたが、触らず仕舞いでした。

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